人類と地球を救う方法を教えてくれる映画 「ハーモニーベイの夜明け」と、本「イシュマエル」

今日は おすすめの映画 をご紹介します。


ハーモニーベイの夜明け」(英題:INSTINCT)です。


この映画は、よく僕が紹介する”ヴィジュアルが美しい映画”とは違うけれど、”思想として美しい映画”です。
とても大切で、実行は難しいけれど可能性のある、「地球の未来を救う方法を教えてくれる映画」です。


元々、原作は、上記の内容を教えてくれる本、

イシュマエル ~ヒトに、まだ希望はあるか~」 (ISBN4-900550-34-5) 

です。


この本はダニエル・クインの著書で、テッド・ターナー賞を受賞しています。


読んだ時、ホントに”目からウロコ”でした。


読んだ次の日、教員だった僕は授業の最初にいつもしていた、自分で”インフォメーション”と呼んでいた”おすすめ情報紹介コーナー”で、学生にこの本について熱く語って、そのコーナーが長くなり過ぎたのを覚えています。


本の内容は、言葉が喋れるようになったゴリラが、新聞広告で”世界を救うための生徒”を募集するところから始まって、そこにやってきた主人公の男に、ヒトの文化や文明がどんなものかを問いかけながら教え、導いていくというストーリー。


読んでいる僕は主人公と同じような考えを持っていて、読みながら主人公と一緒に悩んで、ほんとにゴリラに教えてもらった様な気がしました。


きっと著者が先生をゴリラにした理由は、宗教や人種からの先入観を取り除くため。
先生はヒトではない方が適していたのでしょう。


ゴリラは、人類を「取るもの」と「残すもの」に分け、1万年前の地球には無かった、ヒトが犯していて、気がついてもいない、ヒトの争いの原因や、ヒトが地球を破壊し続ける”原因”を教えてくれます。


本の中では、ゴリラはなかなか結論を教えてくれません。主人公に答えを考えさせる為です。
しかし、一緒に悩んだおかげで深く自覚できました。


何百万年も狩猟採集で暮らしてきた人間の祖先たちが、突然一万年ぐらい前に農耕を始めた。
そのことが原因の一つとなって、自然の形を変える事が始り、環境破壊や、狩猟採集民(残すもの)を征服しようとする農耕民(取るもの)の歴史がはじまり、食料の蓄積が人口爆発を引き起こしたことなど、読んでいて、あーーーそうか――ー、(原因や解決法を理解したスッキリ感と、その問題の解決の難しさへの苦悩)という気分になります。


この問題を解決して、子孫に現状の地球を残すのは、すごく難しいことではあるけれど、このことを知って、周りにも「自分の行動を選べるヒト」を増やす事は、自分にできる事。


出来るだけ多くの人にこの映画は観て欲しいし、本も読んでほしいと思います。


僕はこの本を読む前、内容について軽く説明を聞いたけど、わかるような、わからないような、そんな感じでした。
多分このブログを読んで下さった方もそんな感じだと思います。
本の中の主人公が気付くのに時間がかかるように、都市に暮らす我々には分かりにくいことだと思います。


だから、ぜひこの本を読んでみてください。


※残念ながら絶版なので、古本を探すか図書館で借りてください。


その本を原作とした映画があると聞いていたのを TSUTAYA で思い出し、借りて観てみました。


プロデューサーのマイケル・テイラーと、そのパートナーのバーバラ・ボイルはイシュマエルを読んで深く感動し、この映画を作ったそうです。


映像で、本の中の要素を変えながら表現して、伝えたいことは分かりやすくなっていると思います。

映画のストーリーは、
2年前から行方不明になっていた、人類学者で霊長類学者のイーサン・パウエル(アンソニー・ホプキンス)はルワンダの密林の奥深くでゴリラと行動を供にしているところを発見されます。
その発見時にレンジャー部隊2人を惨殺したことでアメリカへ強制送還されます。
パウエル博士は全米最悪の重罪犯刑務所「ハーモニーベイ」に投獄され精神異常者用の施設に隔離されます。言葉を何も話そうとしないパウエル博士の精神鑑定人として名乗りをあげたマイアミ大学の若い精神科医、テオ・コールダー(キューバ・グッテイングJr.)が何故殺人を犯したのか?何故ゴリラと供に行動していたのか?とパウエル博士の精神鑑定をハーモニーベイ刑務所で始める・・・

というもの。


すごい!


話の展開は違うのに、本と同じように伝えたいものが伝わってきました。


取る者」を「奪う者」として表現し、支配欲の象徴は看守長のダックス(ジョン・アシュトン)であり、やはり先生は野生のゴリラ、そのゴリラと共に過ごすことで無言でゴリラから学んだパウエル博士(アンソニー・ホプキンス)はそれを精神科医テオ・コールダーに教えるのです。


レンジャー隊を殺した時のパウエル博士苦しみや、雨が厄介なものではなく、自然の恵みだと感じられた瞬間などを通して、いつのまにか”イシュマエル”と同じメ―セージを受け取っていました。


この本や、映画を通して、イラク戦争をはじめ、世界で起こる争いや、調べれば調べるほど絶望してしまう環境問題を知っても、小さいけれど、希望はあると思えました。


都市に住む多くの人がこれを理解して、世界に希望が持てるようになったら嬉しい。


ぜひ、読んだ人、観た人は周りの人に教えてあげてください。


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